越智俊介さんは、東京藝術大学で建築を学ぶ傍ら、学生時代から雑誌の表紙絵、ポスター、CDジャケット、商品のパッケージイラストなどを描いており、卒業後は画業に専念されています。
2019年には卒業制作が平成芸術賞を受賞。さらにMONSTER EXHIBITION NEXT EXHIBITION @ BERLIN(ベルリン)の日本代表TOP18に選出されるなど早くから評価される、注目の若手アーティストです。
作品の特徴は何といってもアナログとデジタルを掛け合わせた画風、今回ご提供頂いたデザインにも存分に越智俊介ワールドが広がっています。
ASUKA: 今回描いて頂いた作品はどのような作風でしょうか?
越智: イラスト、デジタルを組み合わせていて髪の毛や肌や細かい線を先に絵具とペンを使って描いていて、それを大判のスキャナーでスキャンして、そこから書き加えてコラージュやいろんなことを加えて完成させた感じですね。
ASUKA: どちらでイマジネーションは出てきますか?
越智: そうですね、今回の作品はテーマ(108のマットのデザインではなく、展示会に置いてある絵を見ながら)が阿吽で仏教用語だったので、信仰心とかそうゆうのと現代人のことを重ね合わせている
つれづれなるままに、自分が強いメッセージ性とかをせずに、書きたい時に書きたいことを少しづつみたいな
ASUKA: こちらの場所はどちらですか?
越智: 海の中、海底。ウミウシを人に置き換えて描いている、街に見えるけど、海に沈んでいる都市みたいなところでウミウシが生きていることを想像しながら
ASUKA: だからみんなウミウシ柄なんですね
越智: 実際にいるウミウシの柄をそのまま使ってます
ASUKA: 私たちが最初に出会った時このデザインに惹かれて108の数字にもリンクするような感じがしたんですよね
会社を作る前からこのデザインにビビビときて、このデザインは海外の方からの反応が良いんです。中国でも売りたいなぁと計画中です。笑 海外に持って行く時にはいつも持っていっています
越智: 全然知らなかったです笑
ASUKA: 制作時間はどのくらいですか?
越智: かき始めたのは大学一年の頃なので5年くらいかけてかきました
ASUKA: 書きたい時にゆっくり仕上げて行くような感じなんですね、どの作品もそのような感じで仕上げるのですか?
越智: 最近は納期に迫られながら書くことが多いのですが、ウミウシの夢はそれとは対照的に自分が好きで好きな時に描くって感じでかきました
ASUKA: 自由な感じで描かれてるんですね、すごく細かくて見てて楽しくなる感じがありますね
越智: 後ろの方、背景をよく見ると釣り針などがあったりして、皮肉というか、ただ楽しい物ではないってゆうのはありますね
ASUKA: 百貨店での反応が良かったです
越智: よかったです!
ASUKA: 私たちにはできない想像のつかない世界です、そういえば最近は自動販売機にデザインされてましたよね
越智: あれは今年の仕事で、ラグビーW杯が開催されるのに合わせて、自販機(サントリー)アーティストとコラボして盛り上げて記念になるようなものを作るという企画です。結構たくさんできて、京王線と西武線の主要駅に20台くらい
ASUKA: すごいですね、お忙しそうで羨ましいです!
越智: 地道にやってます。
ASUKA: このウミウシのマットはどこで使って欲しい?どこが似合うと思いますか?
越智: ベストは海の中で使って欲しい。。。笑
ASUKA: 笑笑
越智: ファンキーな感じなので家の中で使うとかなり刺激的な感じになると思います
ASUKA: お部屋の雰囲気がガラッと変わりますよね、家の中でもかっこいいし、ウォールアートが連なっているようなところでもかっこいいですよね、外の撮影にもよく映えます!
越智: 良さそうですよね
ASUKA: ヨガをされてる方以外にも使って欲しいです。越智さんの作品はアートとしてかっこいいので
越智: それ面白いですよね
ASUKA: デザインもヨガ!ヨガ!ってゆうデザインではないからアートとしていいですよね
す このマットの上でヨガをしていると、もらえるものがあります
ASUKA: 意外と清楚系のヨガのインストラクターさんがこのマットを使いたいと言ってくれたり、
越智: お、意外ですね
今回お話を聞かせて頂き、越智さんの作品の仕上げ方やイメージなどが詳しくわかった反面、デザインが仕上がるまでの工程の多さに圧倒されました。
繊細さを描くだけでは無く、実際のウミウシの柄を描くなど、アイディアもすごいなと感じました。オシャレなファッションに身を包んだ人々がデザインされたオシャレなヨガマットをぜひ、インテリアとしてもお使いください
ASUKA